SKETCH@BOOK 初心者のためのパソコン講座
シニアと初心者にやさしいインストラクションを目指します。
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偽メールとフィッシング詐欺
手当たり次第、何でもありの迷惑メール
迷惑メールといえば、ケータイに送りつけられてくるものが有名です。パソコンにも送信されてくることがあります。パソコンの場合は、長い文章をいくらでも書ける上に、送信料がタダなので、手口が巧妙で、次から次に新しい手法を打ち出してきます。
たとえば、知人であるふりをして、「メールアドレスが変わったから返信して」の一言だけを書いて送ってくる、というものがあります。受け取った本人は、誰だか分からないけれど、とりあえず送ってしまいます。その結果、悪徳業者に自分のアドレスを知らせて、広告メールの嵐をこうむる事態になります。
他にも「覚えてる?」などという思わせぶりなタイトルをつけたり、悪質なものになると「銀行」や「会社」をかたって、指定のページに誘導するものがあります。
タイトルに返信を意味する「Re:」だけを書いて送ってきたり(この人に送ったっけ?
と不安に思わせて開かせる手口)、宝くじにあたりましたなど…枚挙にはきりがありません。
フィッシング詐欺
こうした、「偽メール」を使った犯罪として、「フィッシング詐欺」があります。多くは、ネットバンキング(インターネットで金融サービスを利用すること)を使っている人を対象としたものです。
次のようなメールが届きます。
「このたび新しいシステムを導入することが決定しました。つきましては、お客様にご利用いただきましたこれまでのIDとパスワードが無効となりますので、指定のページにアクセスの上、新しいIDとパスワードをご入力ください。○月○日までに新情報を送信いただけない場合は、サービスを利用できなくなりますので、ご了承ください」というようなものです。
受け取った人があわてて指定のページにアクセスしてみると、確かに自分がふだん使っている銀行のページ。安心して情報を入力したところ、実は、本当の銀行のホームページにそっくりの、偽ページなのです。
メールをエサに、客の大切な情報(IDやパスワードといった個人情報)を盗んでしまう、ということから、「フィッシング詐欺」と呼ばれています。
基本的に、ネットバンキングのようなサービスに関わらず、一度登録したIDとパスワードは、滅多に変わるものではありません。管理人はYahoo!のIDを使いはじめて6〜7年経ちますが、一度も変更されたことはありません。
インターネットが社会に浸透するにつれ、利用者が増え、犯罪の力も流入してきていると考えて良いでしょう。多くの情報が渦巻く中で、翻弄されてしまうことがないよう、自らを守る意識と手段が、すべてのユーザーに必要とされています。
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