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タブ型ブラウザ

1つのウィンドゥで複数の処理を行う-タブ型という考え方

 「ブラウザ」とはインターネットを「見て回る」ためのソフトです。
 現在、Windowsを使っている人のほとんどが「インターネット・エクスプローラ」(以降IE)という名前のソフトで、インターネットを閲覧しています。

 一時期は、「ネットスケープ・ナビゲータ」(以降ネスケ)と呼ばれるソフトも広く使われていました。Macユーザの中には、今もネスケを使っている人がいます。

 インターネットの大部分のコンテンツは、IEを基準に作られているのが現状です。そのため、ネスケで閲覧すると、細かいデザインのコンテンツなどは、微妙にかたちが崩れてしまうことがあります。

 近年、IEから、別のブラウザを使用する人が増えつつあります。別のブラウザというのは、「タブ型ブラウザ」と呼ばれるものです。ソフトの名前は「Firefox」「Opera」「iCab」など様々です。

 独自のプログラムで動作するものもありますし、IEの機能を、いわば一部借り受ける形で、動作するものまであります。どのタブ型も、IEより動作が軽い、システムにやさしい、と謳っています。

 「タブ型ブラウザ」とはなにか。
 IEは、新しいウィンドゥを開くと、「タスクバー」にボタンがたまっていきます。それに対して、タブ型は、ひとつのウィンドゥ内で複数のウィンドゥ(ページ)を扱うことが可能です。



 使ったことのない人には、タブ型の利便性が分かりにくいかも知れません。
 具体的な使用例としては、たとえばGoogleで「コナン・ドイル」を検索し、複数の検索結果を得たとします。

 「ウィキペディア」(フリーの百科事典)や「Yahoo!の知恵袋」など、さまざまなデータが得られたので、一気にそれらのページをひらいて、情報を得ます。コナン・ドイルシャーロック・ホームズのように実際に、迷宮入りの事件を解決したことがわかったので、ひらきっぱなしになっているGoogleのページから、その事件名を検索していき、さらに別の検索結果を得たら、そのページを開いていく…。と、こんな感じです。

 これまでIEで複数のページを開いていると、いちいちタスクバーで切り替える必要がありました。タブ型ブラウザは、ひとつのウィンドゥの中で、素早くページを切り替えられる上、動作がたいへん軽快なのです。これは、検索しながら参照するといった、複合的な使い方を可能にするものです。

 ウィンドゥがデスクトップに散らばらないので、切り替えのストレスがなくなります。
 一度タブ型を経験したら、IEには戻れません。

 私のおすすめタブ型ブラウザは、「おすすめフリーソフト 」で紹介している「Sleipnir」です。インターフェースがIEに似ていてなじみやすく、動作が軽いのでずっと使っています。

IEのシェア低下はマイクロソフトの危機?

 IEを使用している人は全世界で90%をかるく超えていたのですが、「Firefox」の進出で、若干このパーセンテージが下がりつつあるようです。

 IEの開発元であるマイクロソフトは新バージョンである7.0の発表を2005年末から、急遽、夏に引き上げました。再びシェアを取り戻せるのか、それともユーザがそれぞれ自分にあったブラウザを選択していくように変わっていくのか。おそらく後者だと管理人は思いますが。今後の動向を見守りましょう。

追記:(2005.8.7)
 IE7.0も、タブ型ブラウザになることが決まりました。
 2006年に登場する次期 Windows「Vista」に搭載され、RSSにも対応するとのことです。今夏、IE7.0はBeta版だけが出るようです。
 フリーソフトとして、「MSNツールバー」が出ています。インストールすることで、現行のIEでもタブ型の機能を使用できます。また、デスクトップ検索、Hotmailサービスとの連携といった機能もあります。一足先にIEでのタブ型を体験してもらおうという試みなのでしょう。
 最近では、ブラウザ以外のところで「タブ型」が流行しています。開いているすべてのプログラムをひとつのウィンドゥ内でコントロールするというものがあります。そこまですると、全体の動作がやや不安定になるようですが…。複数の処理をまとめることのできる使用感に、多くの人が魅せられていることが分かります。

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